実際に住んでみた教員住宅のメリット、デメリット。費用や住み心地について。

教員として働いて👈
30代中学教師
30代中学教師

こんにちわ。田舎住まいの教師です。

今回は「教員住宅」についてです。

・4月から先生になる方
・4月に遠くの地方に配属される先生
・固定費(家賃)を安くしたいと考えている先生
・広い住まいに住みたい先生
・教員住宅に関心がある先生

そんな先生方、教員住宅はいかがでしょうか?私は割とおすすめしてます(笑)

今私は地方の教員住宅に妻と二人暮らしています。

もうすぐ赤ちゃんが産まれることもあって、「広い」「安い」「周りの目を気にしない」物件を探していたところ、ここに出会いました。

ちなみに家賃は4DK駐車場付きで2万円です☺

教員住宅の特徴

男子中学生
男子中学生

教員住宅ってそもそも何なん?

教員住宅とは市町村の教育委員会が管理している住宅です。

利益をあまり目的とせず地方でも教員が過ごせるように建設されているので、比較的に安価で居住することができます。

教員住宅の管理は市町村の教育委員会が行っているので、基本的な窓口は市教委で連絡を取り合って契約を結びます。

家族構成に合わせた教員住宅の種類

1.単身向けの教員住宅

先生の中には、新採で住まいとは遠い地域に配属される方、また経験年数が上がってから遠くの地域で活躍される方がいます。

そのため、1人向けの教員住宅が充実しています。まずは固定費を削減して、貯金をしたいという方は検討する価値があると思います。

2.家族向けの教員住宅

先生の中には転勤のために家族で住まいを変えられる方もいます。そういった方に向けてかなり広めの教員住宅もあります。

私が現在住んでいる教員住宅はこちらのタイプで4DK(和室2、洋室2)で家族や友だちが泊っても十分すぎるほどの広さがあります。更に1部屋がかなり広め(8畳ほど)あります。

教員住宅に住むためのステップ

1.市町村の教育委員会に電話。空いている物件があるか、内見の日取りの予約をする。

2.実際に見学に行く。地域内に教員住宅はいくつかあるので見比べると良いです。
 ※地方には数多くあります。が、ない地域もあります…。

3.契約の連絡。実際に〇月〇日から住む旨を教育委員会に伝えます。

4.3に合わせて、「教員住宅入居申込書」を教育委員会に提出します。

5.電気、ガス、水道、Wi-Fiの整備。基本的には、近場のこれまで使われていた会社を紹介して頂けます。

ただ、他に安くできるところがあればそちらに連絡して使ってみるのも良いですね。

6.鍵を受け取る。鍵も教育委員会で管理されているので、入居日が近づいたら連絡を入れ、鍵を受け取ります。

デメリット①入居前の清掃

基本的に一般の賃貸は入居する前に業者によってクリーニングが入っていますが、教員住宅はそうではありません。

前に住まれていた方が住宅を出る際、掃除はされていくと思いますが、その後業者が入ることが基本ないです。

なので、実際に住む、と決めたら自分で清掃をするか業者に頼む必要があります。

私たちは少しでも費用を押さえたかったので、入居の2週間前にバルサンを焚き、1週間前に大掃除をしました。

数年間、入居者が居なかった住宅の場合、室内がかなりあれている可能性があります。

私たちが入居を決めた住宅も1年間入居者が居なかったため、かなり荒れている状態でした。

何件か住宅を見ましたが、どの住宅も似たような雰囲気でした。

地域によっても違うかもしれませんが、「ほこり」「虫の死骸」「蜘蛛の巣」「かび」がとにかく酷い状況です。

特に昨年はかめむしが大量発生した年だったので、至る所に死骸と生きているやつらが・・・。

ふすまや窓のすきまはトラウマ級でしたが、奥さんとバルサンと協力して何とか今に至ります。(笑)

ダニなんかも心配なので、バルサン必須です。💦

デメリット②築年数がだいぶ経過している

ぱっと見た時に「古さ」を感じる住宅が多いです。

私が今住んでいる住宅は平成2年築年なので30年ほど経っています。お風呂、トイレ、キッチン、それぞれの設備は住宅によって差があると思いますが、基本的に更新されていくことはありません。

紙面上では「入居時に備え付けられていた備品などで破損しているものや、生活に支障をきたすものであれば、教育委員会まで相談してください」とあります。

参考までに対応してもらえたもの

開かなくなっていた襖

対応してもらえなかったもの

破れている襖(かなりボロボロだが、生活に支障をきたさない、という判断)

ボロボロになった畳

破れているカーテン

落書きされた扉

などがあります。

畳がボロボロだと気になるので交換したいのですが、全て買い換えるとなると15万円前後かかる様子。

自己負担か?支払っていただけるのか?もひとつ大事なポイントになりそうですが予算的に厳しいそうです💦

「生活に支障をきたす」のレベルが難しいので基本は自費だと思ったほうが良さそうです。

私はシャワーの水圧、朝シャンもする私にとってはシャワーの水圧は生活に支障をきたすレベルでしたが、当然工事等を入れようと思えば自費になります。(笑)

設備が壊れた際は直してもらえるようですが、アップグレードしたい!は個人の我儘の範囲なのでこれから住む人だって便利になると思う反面、自分で予算を割かなければなりません。

この辺りは要相談になるかと思うので、ぜひ粘ってみてください☺

入居者が負担するもの

基本的な家具・家電

照明器具の電球(切れた場合)

エアコンの取り付け(備え付けなし)

インターネットの環境整備(工事をする場合自己負担)

など。あまり備え付けはないかな?と思うので、自分で準備になりそうです。

ただし、準備する前に一度問い合わせてみてください。

メリット①安い

多くの教員住宅に暮らす先生方の理由は「家賃の安さ」ではないでしょうか。

私が現在住んでいる住宅は4DK(和2、洋2)で2万円です。そして駐車場は無料です。

駐車場は軽く3~4台止められそうな広大なスペースを借りています。

通常のアパートでも家賃補助が出るとはいえ、教員住宅に住むことでかなり月々の出費を押さることができます。

固定費を見直したいという先生も一度、検討してみてはどうでしょうか?

【一般の住宅の場合】※地域によって違いあり。

家賃6万円 家賃補助最大2万7千円 60,000―27,000=33,000

家賃2万円            33,000―20,000=13,000

単純計算で毎月13,000の節約になります。

毎月13,000でも、年間で考えれば13,000×12=156,000です。

固定費の削減は大事です☺

メリット②割と選べる

意外と各地域ごとには教員住宅が作られています。

なので、勤務地から遠すぎず、近すぎずくらいの距離で物件を契約することができます。

校区からあまり近いと生徒や児童の目が気になったり、遠いとせっかく家を借りるのに通勤が面倒だったりしますよね。

ぜひ、一度近くの教員住宅を何件か見比べてみると良いかもしれません
※私は3件回りました。

メリット③比較的自由が利く

設備的に気になる点も多々ありますが、今のところ許容範囲内です(笑)

前のアパートより、キッチンが広かったり、お風呂に温めなおしの機能が付いていたり悪いことばかりでもありません。

部屋のなんとなくの古臭さや気になる点はありましたが、クッションフロアを貼る許可は取れました。

しかし、出る際には原状回復が条件なので、剝がさなければいけない模様💦(笑)

まとめ

今は奥さんと2人、これからは赤ちゃんを入れて3人でしばらく暮らす予定です。

まだ先の事なので分かりませんが、学校も目と鼻の先にあるので、ここに入学する可能性もあります。(笑)

私は今まで一般的なアパートに入居していました。

なので初めて教員住宅を見た時正直、「ここは人が住めるのか?」「さすがに管理が雑すぎんか?」と思いました。
※折角貸してくださっているのにすみません。今は気に行ってます☺

ただ、頑張れば何とかなるもので、クッションフロアを敷いて、好きな家具を置いて今ではだいぶリラックスして住める環境になってきています。

最初の掃除がかなり億劫でしたが、我が家は親にも手伝ってもらって大掃除をしました。あまりに酷かったら業者を入れても良いかもしれません。

教員住宅に住める、という「教員」ならではの特権です。せっかくなら使ってみても良いですよね☺

デメリット
・入居前の清掃
・築年数がだいぶ経過している
・入居者の負担するものが多い
メリット
・安い(固定費の削減に繋がる)
・割と選べる
・比較的自由が利く

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