こんにちわ!田舎住まいの教師です。
今回は小学生向けの「アイスブレイク」です。
そもそもアイスブレイクとは
氷を解かすように初対面の人同士の緊張感をほぐす方法。
集まった人を和ますことでコミュニケーションがとりやすい雰囲気を作ることです。
小学生に「アイスブレイクをするよ~!」と言うと難しいかもしれないので
「ちょっとみんなで遊ぼうか!」といった声かけが良いと思います✨
・年度初めにどんな学級開きをしたら良いかわからない
・授業の隙間時間に生徒を楽しませたい
・短い時間で普段関わりの少ない生徒同士の距離を縮めたい
・長期休暇明けのクラスの雰囲気を明るくしたい
という方はぜひご一読ください。
小学生、特に低学年であればこういったアイスブレイクや学級レクの中で
仲間への配慮や話をよく聞くこと、様々な規律もできていきます。
シンプルに楽しく過ごす事で
「学校に行くのが楽しみ」
「今年の学級は楽しいな」なんて思ってもらえたら嬉しいですよね☺
何か1つでも参考にご活用頂ければ幸いです。
生き残れ!じゃんけん新聞島
準備・・・ 新聞紙
所要時間・・・10分~20分程度
①一人一枚新聞紙を渡して、その新聞の上に立つ
②教師が前に立ち、みんなでじゃんけん
③じゃんけんで負けた人は新聞紙を半分に折って立つ
④②と③を繰り返し、最後まで新聞の上に立っていられた人の勝ち
【アレンジ】
①ペアを作り二人で一枚の新聞紙に乗る
②じゃんけん→負けたら半分に折る・・・を繰り返す
※ペアの場合、狭くなったらおんぶなども有り。生き残るために必死になるので、ペアバージョンも盛り上がります。
※子ども同士でじゃんけん。はみでた子の負け・・・など。
リーダーは誰だ?リーダー探しゲーム
準備・・・ なし
所要時間・・・10分~20分程度
①教室もしくは広い場所で輪を作って並ぶ
②リーダーを当てる人は一度外に出る
③②の間に輪の人たちはリーダーを決める
④リーダーを当てる人は輪の真ん中に立つ
⑤リーダーの動きを全員がまねる
(リーダーが座る。そうしたら全員が座るなど…)
⑥真ん中の当てる役の人はだれがリーダーか当てる
【ポイント】
全員がリーダーの動きをマネするため、リーダーをちらちらと見る必要があるが、見すぎるとばれてしまう。また、リーダーが先に動き出すので他の人が早くマネしないとリーダーがすぐにばれてしまう!
先頭は誰だ?じゃんけん列車ゲーム
準備・・・ CDデッキ、CDなど音源
所要時間・・・10分~20分程度
①机などをどかして全員ばらばらに立つ
②音楽の間は自由に動き、音楽が止まったら近くの人とじゃんけん
③じゃんけんをして負けた人は、勝った人の後ろに肩をもって繋がり列車になる
④②と③を繰り返す。負けた列車は勝った列車の後ろに繋がる
⑤1つの長い列車ができたら先頭の人の勝ち✨
定番の遊び!船長さんの命令ゲーム
準備・・・ なし
所要時間・・・5分~10分程度
①全員自分の席の位置で立つ
②教師は指示を出す。「船長さんの命令、右手を上げて!」
③指示の中で「船長さんの命令」と言った時だけ指示を聞く。
④命令と言ってないのに指示を聞いてしまった子は座る。
⑤ ②~④を繰り返し、最後まで残っていた子の勝ち。
【ポイント】【アレンジ】
だんだん子どもも慣れてくると間違えなくなります。
①「船長さんの命令」のフェイントに「先生の命令」など似た言葉を使ってひっかける。
②指示を出す教師もジェスチャーを付ける。「右手を上げて」で自分も右手を上げる。視覚に頼っている子はついつられて、「船長さんの命令」でなくても右手を上げてしまいます(笑)
定番の遊び!なんでもバスケット!(フルーツバスケット)
準備・・・ 椅子
所要時間・・・10分~30分程度
①机をどかし、椅子を丸く並べて座る。(出題者分1つ少なく並べ、出題者は円の真ん中に立つ)
②出題者は「今日の朝はパンだった人!」などと出題し、当てはまる人は席を立ち、違う席に座る。
③席に座れなかった人は真ん中の出題者となり次のお題を出題する。
④「なんでもバスケット」と言った時には、全員が違う席になるよう移動する。
【出題例】
・めがねの人!
・朝ごはんは〇〇だった人!
・今日は半ズボンの人!
・好きな漫画が鬼滅の刃の人!
・小学2年生の人! など・・・
ピタリと当てよう!30秒ゲーム
準備・・・ ストップウォッチ
所要時間・・・2分~5分
①全員静かに待機
②教師が「スタート」したら心の中で30秒数える
③30秒経ったと思ったら手を挙げる
④教師は一番30秒に近かった人を伝える。その人の勝ち
【ポイント】
喋ったら負け、などルールを追加することで集中力が増すとともに、静かな空気感ができます。ゲームの中で、仲間のために静かにする、という規律を楽しく作りたいですね。
スリル満点!爆弾回しゲーム
準備・・・ 風船やボール、ハンカチなど、CDデッキなど音源
所要時間・・・10分~20分程度
①椅子を内側に向けて丸く並べて座る
②音楽に合わせてボールを回す
③音楽が止まった時にボール(爆弾)をもっていた人が負け
④負けた人が次の音楽を流す、止める役に入る
【ポイント】
公平性を保つために音楽を流す、止める役の人は目をつむるか反対を向くなど見ないようにする。
答えはなんだ!?私は誰でしょうゲーム
準備・・・ なし
所要時間・・・5分~15分程度
①出題者は前に立ちお題を決める
②ヒントを出していく
③ヒントを聞いて分かったら回答。当てた人が次の出題者
【出題例:救急車】
①ヒント1、白色です
②ヒント2、大きな音がします
③ヒント3、乗り物です
④ヒント4、病気や事故の人を助けます
⑤ヒント5、大変な人を病院に連れていきます
【ポイント】
簡単に分かってしまうとつまらないので、分かりづらいヒントから始めると良い出題の仕方。たくさんヒントを出せるのは出題の仕方が上手い証拠なので、「いくつヒントを出せたか?」を価値付けたり競ったりしても楽しい。
喋ってはいけない!バースデイライン
準備・・・ なし
所要時間・・・5分~10分程度
①喋ってはいけないことを伝える
②誕生日の順番に喋らずに列を作る
③完成したら全員座る
④前から順番に誕生日を言っていき、正しい順番なら成功✨
【ポイント】
自分が何月生まれかでだいたいの位置を把握する。細かい位置は仲間とジェスチャーや反応を見ながら調整する。「ルールを守ることで楽しく遊べる」ということも学べます☺
仲間を集めろ!猛獣狩りに行こうよゲーム
準備・・・ なし
所要時間・・・15分~30分程度
①広い場所(机をどけた教室か体育館、運動場が望ましい)に移動する
②教師は「猛獣狩りに行こうよ♪」のかけ声で主題されるタイミングを図る
③出題者は「猛獣狩りにいこうよ」に続いて好きな動物を出題する
④出題された動物の文字数の人数で集まり、輪になって座る
(出題がゴリラなら3文字なので3人ペアを作って座る)
⑤ペアを作れなかった人が次の出題者となる
【ポイント】
良く聞く、仲間と協力することが必要なゲームです。4月や5月にはうってつけだと思います。ただ毎回ペアを作れない子や出題がしたくてわざとペアを作らない子には配慮が必要です。
まとめ
①生き残れ!じゃんけん新聞島
②リーダーは誰だ?リーダー探しゲーム
③先頭は誰だ?じゃんけん列車ゲーム
④定番の遊び!船長さんの命令ゲーム
⑤定番の遊び!なんでもバスケット!(フルーツバスケット)
⑥ピタリと当てよう!30秒ゲーム
⑦スリル満点!爆弾回しゲーム
⑧答えはなんだ!?私は誰でしょうゲーム
⑨喋ってはいけない!バースデイライン
⑩仲間を集めろ!猛獣狩りに行こうよゲーム
どうだったでしょうか?
今回は出来る限り、準備が必要なく簡単にできる遊びを厳選しました。
児童がその学級の中で所属感を感じられたり、笑顔になったりする瞬間があるときっと
「今年の学級は楽しい」
と思ってもらえるのではないでしょうか。私自身もまだまだ研鑽中の身ですが💦
どのゲームも準備が面倒だったり、やって盛り上がるかな?と心配になったりしますが、やったらやったで盛り上がるし喜んでくれる生徒がいます☺
シンプルに「楽しい」と思えて笑顔になれる瞬間を作りたいものです!
学校というはきっと心の持ち方ひとつで、教師も生徒も「楽しい場所」として認識できる場所ですから☺
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